インタビューアからの視点で書いてあるのも面白かったが、なんと言っても当時の社会的な問題点をうまく取り上げて小説にしている作者のスキルには毎度恐れ入るほかない。
解説にも書いてあったのだが、「火車」、「模倣犯」と並んで素晴らしい作品だと思う。