第114回直木賞受賞作、小池真理子さんの本

手にしたきっかけは、直木賞受賞作だからというわけではありません。あの名曲と同じタイトルだったから読んでみたくなったのです。「愛することに疲れたみたい・・」で始まるあの曲。私がまだ10歳にもなっていなかった頃の曲だと思います。「それでも恋は恋」って歌われると、恋愛がわかったような、女のつらい気持ちがわかったような気がしました。男の人が書いた曲なのに、なんでこんなに女の気持ちがわかるんだろう、なんて思ったりもしました。ガキのくせに。もう20年以上前の曲ですね。四国のコンサートのアンコールでこの曲を歌っている時に「俺にはあいつしかない!」と思って、急いで北海道に戻りプロポーズしたという話をつい最近知りました。感動でした。さて本の感想ですが、ひとことで言えば、私の期待をはるかに上回る、これまた感動です。名作中の名作とでも言いましょうか、読む機会に恵まれたことを心から感謝したい一冊です。実はそれまで小池さんの本は読んだことがなかったのですが、この本を読んだ後に、以前に書かれていた「無伴奏」も読みました。私の中で、大好きな作家NO.1になりました。以降、小池さんの本を何冊も読んでいますが、やっぱり「恋」が私は一番好きです。名曲「恋」は世間一般というか、恋する女性の心理を上手く歌にまとめられ、小説「恋」は自分とは次元が違う世界の話なんだけど・・・引き込まれるんです。とにかくお勧めです。もう何度も読んでいるのですが、また読みます。本の内容だけでなく、小池さんの生き方にも惹かれています。女が惚れる女ですね。ご夫婦としても素敵です。別の機会にまた「恋」、「夫婦公論」について書いてみたいと思います。

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