超自然的ミステリー。私はこのタイプのミステリーは苦手なのだが、著者の書き方はうまいと思った。主人公の家族への疑問を感じさせながらも次々と読ませる展開は見事。ただ、やっぱり疑問は残る。
例えば、なぜ友達がイニシャルなのかとか、怪しげな本を出版しているのに先生なんぞしてていいのかなど、私のような現実的な人間には理解できない部分も。